公益社団法人日本化学会 コロイドおよび界面化学部会

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第20回コロイド・界面技術者フォーラム 質感つくりと界面の接点を探る

「コロイド界面の最新動向を理解したい、研究力で事業に活を入れたい」、そんな研究者のために、一流の先生からじっくり伺う機会を提供します。

開催時期

平成28(2016)年7月14日(木)-15日(金)
KKR江の島ニュー向洋

http://www.kkrenosima.com/

申込みはこちらから

 

参加費

部会員30,000円、日化会員33,000円、非会員35,000円、学生15,000円
*勤務先が法人部会員の場合は部会員、日化法人会員の場合は日化会員扱いとなります。

プログラム - DAY 1- 7月14日(木)
SESSION 1
I.質感研究が目指す世界

13:30-15:00 質感をつくる界面・コロイド研究〜 みずみずしい肌をつくる界面を求めて〜 山形大学 准教授 野々村 美宗 氏

独自の摩擦評価を中心とした界面科学的手法で解析し、バーチャルに力覚呈示することに成功した研究成果を解説頂き、画期的な食品・化粧品・医薬品の開発に向けた可能性を議論して頂きたいと思います。

U.化粧品開発における質感研究のトレンドと未来展開

15:10-16:40 肌の質感評価と化粧品の設計開発〜 素肌・化粧肌の外観に関する研究〜 花王株式会社 スキンケア研究所 五十嵐 崇訓 氏

人の外観は、私たちが、年齢・健康などの状態を予測するとき、また成りたい自分を表現するときに活用される重要な情報です。化粧品開発では、外観情報の一つである質感に注目した研究が活発に行われ、光学・画像技術をベースにしたアプローチが積極的に活用されています。本技術のトレンドと展開を解説して頂きます。

SESSION 2 Discussion - 参加者自己紹介

参加者全員による自己紹介・仕事紹介。取り組んでいる仕事内容や研究や現在行き詰っていること、悩みなどを議論します。
*SESSIONUでは自己紹介を兼ねてご自身のプロフィールや会社概要等のプレゼンテーションをご用意いただきます。

スライドのひな形サンプルはこちらをご覧下さい。

19:00頃より懇親会〜宿泊

DAY 2- 7月15日(金)
SESSION 3
I.質感研究が目指す世界

9:00-10:30 人の感じ方をデザインする〜 感覚を数値で把握〜 慶應義塾大学 准教授 竹村 研治郎 氏

私たちの生活に豊かさを生み出す、材質、肌触り、鮮度、高級感などの質感は、製品価値と直結する、ものつくりに重要な研究対象です。布など素材表面を触ったときに受ける物理刺激から、人が想起する「高級感」、「爽快感」を推定するシステムの開発に成功した研究成果を解説頂き、最近、実用化に向けて進んできた、人の感覚をセンサーやロボットを用いて数値化する技術の研究動向を俯瞰して解説して頂きます。

U.化粧品開発における質感研究のトレンドと未来展開

10:40-12:10 ウェアラブル触動作センサシステムの開発と応用事例〜 触動作センサーの未来〜 株式会社資生堂 感性・感覚研究グループ 川副 智行 氏

人が肌に触れるときの限りなく繊細な感覚の計測と数値化ができる技術が開発され、化粧品開発の研究で活用されるようになりました。人によって感じ方が異なる、見えない繊細な感覚を、きちんと数値化することで、見えてきた触感研究の可能性と今後の展開について解説して頂きます。

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