第62回コロイドおよび界面化学討論会は、来る平成21年9月17日(木)-19日(金)の期間中、 岡山理科大学において開催されます
主題「コロイド・界面化学の応用と進展」
1994年に岡山理科大学で開催された15年前の討論会は、「コロイド・界面化学の新展開」という主題で行われ、当時としては聞き慣れなかった「トライボロジー」という用語とセクションがはじめて登場しました。1986年にG. BinnigとH. Rohrerは走査型トンネル顕微鏡の開発でノーベル物理学賞を受賞しましたが、討論会の講演要旨集を見直しますと、この方法や原子間力顕微鏡を用いて、カルボン酸やリン脂質等によって形成された単分子膜の微細な構造の研究も行われはじめていました。これらの用語や測定方法は、現在の界面化学ではよく知られたものになっていて、科学技術の進歩を感じます。今回提案させていただいた「コロイド・界面化学の応用と進展」という言葉には、コロイド・界面化学の他分野への応用とそれの進展という意味がこめられています。多くの学問分野でコロイド・界面化学を基礎とした研究が行われており、進展を続けています。これらの研究者が母体であるコロイド・界面化学討論会に集まり、それぞれの研究を基礎から見直すことにより一層の発展をはかって欲しいという願いがあります。また、討論会の参加者が互いの研究分野の違いを超えて議論することにより、本討論会が新しい研究内容の方向性(いわゆるシーズ)を見つけ出す絶好の機会になれば良いがとの願いも込められています。学会を取り巻く環境は厳しいものがあり、決して楽観視できるものではありませんが、この討論会がコロイド・界面化学の応用と進展に少しでも寄与できることを期待しております。
- 新着情報 -
コロイド討論会終了-御礼- [2009/09/24 (Thu) 17:37:08 更新]
第62回コロイドおよび界面化学討論会参加者の皆様
世間では、
暦の組み合わせの妙により発生した
「シルバーウィーク」の過ごし方や、
それに伴う人の移動が至る所でなされています。
この大型連休に差し掛かる日程にも関わらず、
コロイドおよび界面化学討論会へ足をお運びいただいた皆様、
改めて感謝を申し上げます。
連休後になってしまいましたが、9月17日(木)-19日(土)の
3日間にわたって行われた、第62回コロイドおよび界面化学討論会は
無事に閉会となりました。
さて、今回の参加者はどのくらいいらっしゃったのでしょうか?
微調整をした結果、以下の通りになりました。
[参加登録]
事前参加登録者:420名
当日参加登録者:141名
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計 561名
[懇親会]
事前参加者:130名
当日参加者:59名
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計 189名
もちろん、これには当日のご招待などの人数は含まれておりません。
ですから、本当はもっと会場に人がいらっしゃったのです。
この規模の人数が岡山の地に降り立ったことは実はものすごいわけで、
それだけ多くの方々が、コロイド討論会に期待して下さっているということも
よくわかりました。
その一方で、
今回、至らないところが多くあり、ご迷惑をおかけした方々へは
お詫びを申し上げ、次回の討論会にむけての反省材料や糧とし、
引き続き、事業運営に邁進して参りたいと考えております。
さて、来年のコロイド討論会は部会35周年記念事業の兼ね合いで、
開催されないことになっております。
ただ、部会として、幕張メッセにおいて
「International Conference on Nanoscopic Colloid and Surface Science」
という名称で国際会議を開催致します。
会期は平成22年9月19日(日)-22日(水)を予定しております。
http://ncss2010.csj.jp/
どうぞ宜しくお願い致します。
コロイドおよび界面化学部会事務局
討論会2日目終了 [2009/09/19 (Sat) 11:21:04 更新]
コロイドおよび界面化学討論会も2日目が終了しました。
13名のポスター賞受賞者が決定し、この日18時より岡山全日空ホテルで行われた
懇親会において表彰されました。
ポスター賞を受賞された方、誠におめでとうございます。
さて、昨日時点での
参加登録者数は569名(招待者を除く)
懇親会は189名(招待者を除く)
となりました。たくさんのご来場誠に御礼申し上げます。
残すところ1日となりました第62回コロイドおよび界面化学討論会。
3日目はポスターセッションが行われます。
懇親会後、岡山での夜を濃密に(?)過ごした方々におかれましても、
依然としてアルコールが抜けない等各種のご事情がおありかもしれませんが、
是非とも参加を頂きたいところです。
コロイドおよび界面化学部会事務局